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日記 intime o'

ReleaceMe 2010/4/8(Thu.)
今何日か、陰謀。

春。命蠢き期待は嬉々として、押し殺そうとしてもあふれてでくる。
君は、そうだな、サークルだ。サークルに入りたいんだ。
スポーツは?やったことないか。これを機会に始める?
それはごめんだな。ある程度得意分野でやろう。しかし特技も
趣味もこれといってない君だろう・。

「クリーンエネルギーで、環境汚染!興味ありませんか?」
えっ?あの。
「お時間ありませんか?」
ありませ・。「今、エコロジーの裏で進み環境破壊という」
ξo!ξo!!
時間が無い、ってのは嘘だろう?どうせ家に帰ってもすることも
ない。ほら、自然とついて行ってるじゃないか。ちょっと興味で
も持ったのか?「いや、全然。でも将来興味を持つかも。やって
いるうちに楽しくなるか、も。」
でもさ、そのサークル、自分たちが何のサークルなのか、一言も
話してないよ?
「え?もう一回言って?」
「この建物が部室棟って言って・・・」
いやあなたじゃなくて・・・

期待するなよ。
ゼミやる、って狭い部屋に自分の他に一年生は一人だけ。
原子力発電の話してる。興味ない。
「・・・じゃあ感想聞いていいかな?君、どうだった?」
そしたらね、君の向かい側に座っていた一年生は饒舌に
面白い、とひたすら言うんだ。それだけじゃなくて、も
っと具体的にゼミの内容に触れる。いかにも好意的な
少年だよね。君はどう?
「あ・・・あの。。凄いなあって」
「え?凄い?具体的にどこが?」
「ほら、クリーンって言ってるのに実は環境破壊っていう
この逆説が。。。とっても面白いです!!」
嘘つきめ。
泥棒め。
賎め!
盲。

悲しいのは自分自身だ。
私は盲なのだ。初めて会った人にも誰でも信用してしまう。
駅で迷っていたら、「やぁ」って少し怖そうだけど、笑顔
が綺麗な青年。「ここ、よく迷うよね」って自分を改札口
まで連れて行ってくれた。
そこまでされたら、自分の全財産であろうと、貸してしま
いそうになる。将来返してくれると信じてる。

前にも提示したよね?
『お前は、宿命的に人を裏切り続ける』
ってさ?
って言って彼はようやく帰ってくれた。
滑らかであるのにどこか泥の感触がする肌触りを残した。

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