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日記 intime o'

右肩からの斜め下げ鞮(鞄; 漢字が正しく表示される自身ナシ) - tale 2009/11/15(Sun.)
 最近ずっと土日が埋まっていたから、今日、土曜の午前が空いているのはとて
も貴重で、朝八時半に起きてしまったのは惜しかった。

ずっと買いたいものがあったので、さっそく梅田に向かう。キタと呼ばれるこのあた
りはずっと野原だったのを一辺埋め立てて開発したので、ウメタと呼ばれたのだそう
で、前総裁が近くで演説をしたという由緒正しき電気店に行く。

大きなこのビルは国鉄が(、いやJRを古めかしく呼称してるわけでなく、本当に国鉄が
)入っていたビルだ。とても大きく、地下一階から七階まで最上階と他一部を除けば全
部電器屋である。用があるのは四階。エレベータもあるんだけれど、待つのが随分長
いので、ついぞ使ったことは一度も無く二段構えのエスカレータに乗る。

さて、今日はアジを買うのでした。と言っても鯵ではありません。アジというのは音楽
を聴く為のイヤホンの中に使う部品の一つ。たぶんドイツ語の辺りじゃないでしょうか
。発音はむしろ「味」に近い。

多くの人がつまらないと思う些細でも極めればけっこう凄いのだ。アジというのはこん
なにも小さいのに、安い物ではそれこそ数十円から、高い者は十万円というものもある。
さすがにそんなに高いアジを取り扱う店は滅多になく、こんなに大きなお店でもアジだ
けでそこまで品揃いの良い訳ではないのだから。

友人は自分で作ると聴いた。こんなに細かいものを作るなんてすごいと正直に思う。
"初号機"と称するお手製アジでR.E.Mを聴いてみると、なんだかラジオで聞くような音
質とノイズが混じっていて、面白いと素直に喜んだのだけど、彼女は照れていて苦笑い
だった。失敗でも"初号機"は捨てられない、とまた、大事そうに透明なケースにしまっ
た。

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